保険年金

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保険が家計を圧迫、FPが見直し方法を4つの手順で解説!

保険が家計を圧迫、FPが見直し方法を4つの手順で解説!

家計の見直しで、真っ先に出てくるワードが「保険」なのは、筆者がこの業界に入った頃と変わらずに続いている傾向です。

いま自分が加入している保険と比較して、他に保険料の安いものがある、もしくは今より保障内容が良いものがある、というのであれば、解約して新しいものに加入し直したいと思うのが一般的でしょう。

または「加入している内容がよく分からないので、不要なものがあれば解約したい」という意見もあります。どちらにしても「保険はよく分からない」という人へ、見直しの手順とポイントを解説します。

見直しの手順:4つのポイントと問題点

1.  自分に必要な保障の「種類」を考える

・死亡・高度障害

・介護・就労不能

・医療(入院・手術)

・ガンなど特定の疾病

2.  1で必要とした保障において、保険金や給付金が支払われる「条件」が、ニーズや医療現場とマッチしているかを、考える

3.  2でマッチしている保険であれば、必要な「保障額」を算出する

4.  保険料が無理の無い範囲であれば、見直しを進める

 

非常に簡単な説明となりますが、ほとんどのケースが以上の手順で「理論的」に判断を下してゆけば、大きく間違えることはありません。しかし保険代理店や保険会社の営業員にまかせっきり、という人が多い実態を見ると、以下の問題点が考えられます。

 

1.・・・必要な保障種類が分からない

2.・・・支払い条件をパンフレットや約款で読むのが面倒(読んでもよく分からない)

3.・・・保障額の算出方法が分からない

保険加入の必要性は、損失額を冷静に考える

1については、自力で解決するとなれば、想像力を働かせるしかありません。いまの日常生活において、経済的なサイクル(収入と支出のバランス)が、保障を必要とする条件下で、どのようにして崩れるのか、想像するのです。

収支のバランスが崩れた際の経済的損失額によって、預貯金などの取り崩しで済むのか、「保険料(コスト)を払ってまでヘッジする必要」があるのか、冷静に考えます。数か月~数年のように、多額の治療費などにより経済的損失が続くような場合であれば、保険加入は意義があると、筆者は考えます。

家族や親戚に、病気や事故で「保険の世話になった」人がいるケースでは、ほとんどの人が「保険料の安さよりも、保障内容や量を重視したい」という傾向が見られますが、感情にとらわれず、具体的な必要性を考えることをポイントにしましょう。

もっとも重要な「給付条件」はしっかり比較して

2においては、パンフレットで誇張されているキャッチコピーなどにとらわれず、「入院が条件なのか」「給付回数に制限があるのか」「高額な薬代や集中治療室の保障があるのか」など、商品ごとに一定のセグメントをして考えると良いでしょう。

支払い条件は、保険を選ぶ上で最も重要なポイントと筆者は考えます。多少の保険料の差より、「給付条件の緩さ(低さ)」を大切に考えて欲しいと思います。

保障額は他人と見比べず、自分にいくら必要かを考える

3は一見厄介な様で、簡単です。1の「経済的補てんが必要な状況下」において、自身が必要と思う金額から、公的保険でカバーされる金額をマイナスし、残った額を保険加入すれば良いのです。

さらに綿密なプランニングをするのであれば、他の金融商品から持ち出しをするのか、新たな収入を仮定するのかなどを試算にいれますが、単純な必要保険金額を算出するのであれば、以上の要領で十分です。

ポイントを押さえて、担当者に相談を

ここまでお読みいただいて、保険会社数十社から販売されている商品比較も含め、「やっぱり自分で見直すのは、面倒だな」と思うのであれば、数多くの保険会社を取り扱っている代理店で、相談されるのが良いと思います。

しかし営業員のスキルや質は、正直「当たり外れ」があるのはどの業界でも同じこと。そんな時は、筆者のポイント1~4の手順で、営業員に質問をしながら進めていけば良いでしょう。顧客から質問をされれば、代理店営業は、金融商品の取り扱いをする者として、回答せざるを得ません

良い見直しは、思い込みや期待だけでは成立しません。現状のまま継続したほうが良いケースも、多くあるものです。顧客である読者の皆さんは、面倒でも担当者に任せきりにせず、3年ごとには加入状況を見直される事をおススメします。

 

佐々木 愛子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種 
国内外の保険会社で8年以上営業を経験。リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中心に500世帯以上と契約を結ぶ。FPとして独立し、10代のうちから金融・経済について学ぶ大切さを訴え活動中。

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