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定期預金・積立預金の違いを解説!メリット・デメリットや資産運用のポイントも

定期預金・積立預金の違いを解説!メリット・デメリットや資産運用のポイントも

銀行にお金を預ける際、「定期預金」や「積立預金」といった言葉を目にする機会も多いですよね。

どちらも銀行にお金を預け、その期間に応じて利息がつくといった点で違いはありません。

 

しかし、両者の性質は大きく異なり、それらの違いについて理解できている方は意外と少ないのもまた事実です。

そこで今回の記事では、定期預金と積立預金の概要や違いを始め、メリット・デメリットについてお伝えします。

 

■定期預金・積立預金の概要

銀行預金の文字
さっそく、定期預金と積立預金の概要について見ていきましょう。

 

▼定期預金とは?

定期預金とは、はじめに預入期間を設定したうえで利用する預金のことです。

預金期間は1カ月から10年と幅広い範囲から決めることができ、期間中に発生した利息を上乗せで受け取ります。

満期日まで原則として引き出せない一方で、普通預金よりも金利が高く、収益性の高い預金であるといえるでしょう。

また、定期預金には「固定金利型」と「変動金利型」の2種類があります。

 

▼積立預金とは?

積立預金とは、計画的に毎月決まった額を積み立てながら目標額を目指す預金のことです。

最低預入額は金融機関によって異なるものの、比較的少額から自由に決められます。

また、定期預金に比べると制限が緩く、金利が低いのも積立預金の特徴といえるでしょう。

定期預金と異なり、いつでも解除の手続きができるほか、資産状況に合わせて積立額の変更も可能です。

そのため、中・長期的に見て安定的に資産運用をしたいといった方におすすめの預金方法といえます。


■定期預金・積立預金の違い

お札と通帳

定期預金と積立預金の違いとして、主に次の3点が挙げられます。

  • ・預ける金額や頻度
  • ・預金金利
  • ・預ける期間

ひとつずつ確認していきましょう。

 

▼預ける金額や頻度

定期預金がまとまったお金を一度に預けるのに対し、積立預金では毎月決まった金額をコツコツ積み立てていきます。

そのため、積立預金では一度積立額を決めた時点で、自分で解除しない限り半永久的に資金移動が生じるといえるでしょう。

一度にまとまった金額を預け入れたいのか、毎月コツコツとお金を貯めていきたいのか、自身のニーズに会うのは合うのはどちらか比較検討することが大切です。

 

 ▼預金金利

前述したように、一般的に定期預金の金利は普通預金よりも高く設定されています。

また、積立預金では商品によって金利が異なり、普通預金と同じ金利を適用している商品もあるほか、社内預金など定期預金よりもいい利率で金利が適用されていることもあるでしょう。

そのため、積立預金の利用を考えているのであれば複数の金融機関を比較検討し、預入先を決めることをおすすめします。

 

▼預ける期間

定期預金では預入期間があらかじめ決まっており、満期日まで引き出さないことを原則としています。

途中解約も認められていますが、その場合は満期まで預けた場合に比べ低い金利が適用されるので注意が必要です。

その一方で積立預金は基本的には預ける期間が定まっておらず、いつでも解除の手続きができます。


■定期預金のメリット・デメリット

定期預金通帳
定期預金の概要がわかったところで、メリットとデメリットについても確認していきましょう。

 

▼メリット

定期預金のメリットは主に次の4つです。

  • ・半ば強制的に一定期間貯金ができる
  • ・普通預金よりも金利がいい
  • ・元本割れのリスクがない
  • ・ライフプランに合わせた資産運用ができる

定期預金のメリットの中でも、元本割れのリスクがないのは大きな特徴といえます。

銀行に預けた資産が減る恐れがないことから、安全に資産を増やしたいといった場合にはおすすめの運用方法といえるでしょう。

 

また、定期預金では自分で預入期間を設定できることから、ライフプランに応じた資産運用が可能です。

預金期間を決めることで最終的な受取目安額を知れることはもちろん、運用途中での資金額も把握できます。


▼デメリット

定期預金にはいくつかのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

  • ・運用効率は高くない
  • ・簡単に引き出せない
  • ・預入金額と期間を預金時に決めなければいけない

定期預金は積立預金と異なり、原則として途中解約はできません。

また、途中解約をすると予定していた金利よりも低くなってしまうケースが多く、その点には注意が必要でしょう。


■積立預金のメリット・デメリット

預金通帳とスマートフォン
次に、積立預金のメリットとデメリットについて見ていきましょう。


▼メリット

積立預金のメリットは以下の通りです。

  • ・毎月好きな額を積み立てられる
  • ・自分で資金移動させる手間が省ける
  • ・元本保証がある
  • ・お金を引き出しやすい

積立預金では一度積立設定をしさえすれば、あとはほぼ自動的に積立を行ってくれます。

そのため、放っておいてもお金が貯まる仕組みを構築できるといった点で魅力的だと言えるでしょう。

また、積立期間も自分で設定できることから、金額に合わせて計画を練りやすい点もメリットだといえます。


▼デメリット

積立預金のデメリットとして、お金を貯めるには適している一方、増やすことにあまり長けていないことが挙げられます。

積立預金は定期預金に比べて金利が低く、普通預金と同程度のものだと1年間預けて0.001%程度しか見込めません。

そのため、元金100万円を1年間預けたところで利息が10円しかつかない計算になります。

とはいえ、預けたお金が減る可能性はほぼないことから、少額からコツコツ安定して貯金したいといった方には向いている預金方法といえるでしょう。


■定期預金・積立預金以外の初心者向け資産運用

定期預金、積立預金以外でも初心者におすすめできる資産運用方法として、次の項目が挙げられます。

  • ・外貨積立
  • ・るいとう(株式累積投資)
  • ・投資信託
  • ・つみたてNISA、iDeCo

税制優遇が設けられている制度も多く、一見の価値はあるといえるでしょう。

ただし、上記はいずれも元本割れする恐れがあることを頭に入れておく必要があります。

自身の置かれた状況を確認し、ニーズに見合った資産運用をしてみてはいかがでしょうか。

 

■定期預金や積立預金での資産運用を考えている方へ

今回の記事では定期預金と積立預金の概要や違いについて触れたあと、メリット・デメリットについて紹介しました。

どの資産運用方法にもメリット・デメリットは存在しますが、それぞれの特徴をしっかりと理解したうえで自身に合った方法を選ぶようにしましょう。

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