資産運用

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不動産投資家必見!! 必ず学びたい“ある資格”とは!?

不動産投資家必見!! 必ず学びたい“ある資格”とは!?

不動産投資家必見!! 必ず学びたい“ある資格”とは!?

不動産投資を始めると、一般生活では馴染みの薄い、様々な専門知識が必要となることがあります。
たとえば、賃貸運営をするには、クセの強い不動産業界の法令や商慣習などを理解していないと、有事の際に適切な判断・対応が行えません。
あるいは、毎年の確定申告では、毎月のキャッシュフローと税務会計上の仕訳や計算ルールを理解していないと、必要以上に税金を払う羽目になったり、最悪は意図せず脱税をしてしまうことに繋がりかねません。
さらには、資産運用といった目線で考えた際、不動産投資の成果をどのように評価し、この先どういった戦略で進めるかを検討するにも、やはり幅広いファイナンスの知識が必要となります。
こうした知識を元々保有・理解している人は多くないでしょうから、不動産投資を始めるまでに、あるいは始めたあとに実務経験を積みながら少しずつ勉強していく方が多いのではないでしょうか。

本稿では、これから不動産投資を始める方・不動産投資を始めたばかりの方に向けて、特におススメしたい“ある資格”について、その理由と合わせてご紹介します。

■不動産投資にはFP技能検定が1番役立つ!

結論から申し上げると、私はファイナンシャル・プランニング技能検定、一般に「FP」「ファイナンシャルプランナー」と呼ばれる技能資格が、不動産投資の実務ではバランスよく役に立つと考えています。
ファイナンシャル・プランニング技能検定(以下、「FP技能検定」と書きます)は、一般社団法人金融財政事情研究会(通称:きんざい)と特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(通称:日本FP協会)の2つの団体が主催し、国家資格の「FP技能士(1級~3級)」と民間資格の「AFP」「CFP」から構成されています。
各資格試験による範囲の違いはほとんどなく、どの資格試験を目指すにしても、後述する幅広い知識を網羅的に学習することができることが特徴です。(上級資格になるほど、同じ試験範囲であっても、より深い知識・実践的な知識が求められていくことになります)

■FP技能検定で学べること

では、FP技能検定で学べる知識とは、どんな内容なのでしょうか。
「個人資産運用」の学科試験を例にとって、その試験範囲を見てみましょう。
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<FP技能検定 試験範囲> ※個人資産運用 学科

A ライフプランニングと資金計画
B リスク管理
C 金融資産運用
D タックスプランニング
E 不動産
F 相続・事業承継

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「A ライフプランニングと資金計画」では、ファイナンスやライフプランニングの基礎、そして社会保障制度(社会保険・年金等)について学びます。

・自分の人生設計における、将来の必要資金・不足資金

・不動産投資による、毎月の社会保険料・将来の年金受給額への影響

この範囲を学ぶことで、こうした変化を自分で予測できるようになることでしょう。


「B リスク管理」では、リスクマネジメントについて、特に保険を中心に学びます。

保険といっても様々な種類があり、それぞれの特徴や税金のルールを知ることで、これから取るべきリスク対策の気付きを得られることでしょう。


「C 金融資産運用」では、株式や投資信託、債券・外貨などの金融資産を使った運用を学びます。

実際、現物資産の代表格である不動産以外に、株式や外貨などの金融資産を運用している方は多いようで、私も個別相談で「株式投資と不動産投資を比較して・・・」というご質問を受けることがあります。

投資効率・リスク分散の観点から、「不動産しか知らない」投資家よりも、「不動産も知っている」投資家を目指すべきなのは疑いがないでしょう。


「D タックスプランニング」では、その名のとおりタックス(税)に関する基礎知識を幅広く学びます。個人所得はもちろん、法人所得も学習範囲です。

・不動産投資の利益と税金の増減、節税のポイント

・個人と法人、どちらで不動産投資をするべきなのか

こうしたことがある程度自分で分かるようになると、いざ税理士などに相談する際、より具体的な相談ができるはずです。

「E 不動産」では、いよいよ不動産取引や法令、賃貸・譲渡などの基礎知識を学びます。
さすがに宅地建物取引士試験のような不動産専門試験には及びませんが、それでも上級試験になるほど、相応に詳しい専門知識を学ぶことができます。
逆に言えば、初級から中級レベルのFP技能検定で登場する不動産の学習は、不動産投資に最低限必要な必須知識ともいえます。
FP技能検定の学びを通じて、一気に基礎知識を固めることができるでしょう。


最後は「F 相続・事業承継」ですが、ここでは相続のほか、贈与や事業承継を幅広く学びます。
不動産と相続対策は切っても切り離せない関係にありますし、不動産購入資金の贈与ともなれば動く金額も大きくなります。
贈与・相続の仕組みを知っておくことは、不動産投資の出口戦略を考えるうえで重要なヒントになること間違いなしです。

いかがでしたでしょうか。
不動産投資に役立つ資格というと、宅地建物取引士(宅建)のイメージが強く、FP技能検定をおススメされるのは意外だったかもしれません。
もちろん、むしろ宅建も役立つ資格には間違いありませんが、宅建は不動産業者として働くうえでの知識にウェイトが置かれていることと、不動産以外のファイナンス・資産運用の知識があまり学べないのが欠点で、両方の資格を保有する私としては、幅広い知識を俯瞰的に学べるFP技能検定が特におススメです!!
是非、FP技能検定の学習を検討してはいかがでしょうか!?
(もちろん、試験合格よりも学びの過程が大事なことは言うまでもありません)

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