資産運用

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ライフプランをイメージしながら貯蓄や投資 -目的に合わせたお金の管理-

ライフプランをイメージしながら貯蓄や投資 -目的に合わせたお金の管理-

ライフプランをイメージしながら貯蓄や投資 -目的に合わせたお金の管理-

社会人3年目の女性から今後の資産形成についてのご相談がありました。これからの働き方やライフプランが決まっていないので、どのように貯蓄や投資をすれば良いのか決められないとのこと。確かに、ライフプランが明確な場合は目標値
があり、貯蓄などしやすいのですが、特にお若いうちは
プランが決まっていないことも多いのは当然です。

しかし、決まっていないからといって何もしないと、いざ
プランが決まったときに貯蓄もないとなっては困ります。
そこで今回はライフプランをイメージしながら目的に
合わせた貯蓄や投資の方法をお伝えしていきます。

 

【INDEX】

ライフプランとは

人生三大資金

目的に合わせた貯蓄や投資

最後に


ライフプランとは

ライフプランとは、人生における大きなイベント(ライフイベント)を大まかに想定し、その際、発生する費用やタイミングを把握することを言います。

ライフイベントには、進学、就職、結婚、出産、住宅購入、定年、介護、相続などがあげられますが、いつどのようになるかは分かりません。私たちFPもご結婚されたご夫婦の
ライフプランをたてる際は、今後の予定を想像しながら
お話しを進めていきます。

いつぐらいにお子さんが欲しい、家の購入はどうする、など
今後のプランをたてていき、それに必要な資金について準備をしていくご提案をします。

ライフイベントはさまざまですが、特に費用がかかる「人生三大資金」について確認していきましょう。


人生三大資金


人生三大資金は以下となります。

・住宅資金
・教育資金
・老後資金

住宅資金は購入する地域や物件によって異なりますが、数千万円かかるというのはイメージできるのではないでしょうか。頭金などを貯蓄しておく必要があります。

教育資金については、お子様の人数や進学先により
異なりますが、学費やその他の活動費などは平均値などを
参考にしてプランニングしていきます。

大学4年間の学費はもちろん、受験費用などもかなり
必要になりますので、事前にどのくらい必要か把握しておくと良いでしょう。大学費用として学資保険に加入していたけれども受験費用でなくなってしまった、という方も少なく
ありません。

現在は奨学金を利用する方も増えてきました。預貯金や保険だけで足りない場合は奨学金の利用も検討する必要があります。

住宅資金や教育資金は、暮らし方や家族構成によって異なりますが必ず誰もが必要になるのは老後資金です。定年が65歳の場合、その後のセカンドライフは20年超と、とても長いのです。

公的年金だけで生活するのは難しいことは皆さんもご存知だと思います。老後資金は必ず必要になりますので、さまざまな方法で準備しておくと良いでしょう。

では、どのようにして準備すれば良いのか、目的に合わせた
貯蓄や投資について確認していきましょう。

 

目的に合わせた貯蓄や投資

ライフイベントにいくらくらい必要なのかは把握できますが
いつ必要になるかというタイミングが分からないというのが
冒頭のご相談例の内容(回答)となります。

ご結婚後などでしたら、おおよその時期を想定することは
できますが独身の方やお若いうちは、ライフイベントが
これからとなります。

住宅資金や教育資金は現役時代に必要な資金となります。
その為、換金性の高いもので貯めていく必要があります。
預貯金でも良いですが、少しでも増える要素や節税効果の
ある商品(ドル積立保険やNISAなど)で貯めていくのも
お勧めです。

逆に、老後資金は定年後に必要になりますので、定年まで
換金出来ないものがお勧めです。いつでも換金できると使ってしまうからです。確定拠出年金(イデコ )や年金保険などは老後資金を貯めるのに良い商品です。

このように、目的に合わせた商品で貯めていく、投資していくと良いでしょう。仮に、住宅資金や教育資金を使わなくてもそのまま老後資金にあてることもできます。
また、転職や出産育児、介護などの際に収入が少なくなってしまった場合の生活資金として使うこともできます。

ライフイベントが決まっていない若い方でもこのようにしてイメージしながら貯金や投資をすることが可能です。


最後に

どんなときに、どのくらいの資金が必要かを把握し、目的に合った貯金や投資をすることで、その後のライフプランに
必要な資金を準備することができます。

何も決まっていないから何もしない、準備しないとなると
急なライフイベントに対応することが難しくなります。
今回のコロナの影響も思いがけないマイナス効果がありました。仕事が減った、お客様が減った、収入が減ってしまったなど私たちの家計にダメージがありました。

プラスのイベントだけでなく、こうしたマイナスのイベントも予期せずありますので、そのような時にも使えるお金を
準備しておくことも重要です。先ずはライフプランをイメージしながら貯蓄や投資をしていく参考にして頂ければと思います。

 

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