資産運用
近年、都会では若い人から中高年まで幅広く単身世帯が、増加していると言われています。
つまり、ワンルームマンションの需要があり、投資するメリットがあるのではないでしょうか?
ワンルームマンション投資は、不動産投資初心者にとって比較的少額から始められ、
しかもあまり労力を必要としないので、本業を持っているサラリーマンでも始められます。
この記事では、ワンルームマンション投資の需要およびメリットと注意すべき点について解説します。
それでは、単身世帯数および家賃相場から、
ワンルームマンション投資需要の有無と
投資の可能性について考えてみましょう。
平成30年国民生活基礎調査によると、全国の世帯総数は50,991千世帯で1995年を100とした場合
この10年間で123.7%の上昇率になっています。
一方単独世帯は、14,125千世帯で157.4%と大きく伸長し、
総世帯における構成比でも増えています。
今後の総世帯数の見通しは減少に転じるものの、単独世帯は増える傾向は続くとされています。
出典:厚労省 平成30年国民生活基礎調査の概況
http://urx3.nu/WJXz
単独世帯は毎年堅調に増加しているので、需要は十分あると予測されますが、
ワンルームマンションの家賃相場はどう変遷しているのでしょうか。
公益財団法人不動産流通推進センターの調べによりますと、
平成25年以降東京圏のワンルームマンションの家賃は着実に上昇し、
平成31年3月は73,131円となり、平成24年3月対比では103.9%と着実に上昇しています。
したがって家賃相場を見ても、東京圏でワンルームマンション投資メリットは十分あると推測されます。
出典:公益財団法人不動産流通推進センター
http://urx.space/bVHh
一般的に不動産投資には、次のようなメリットがあります。
・家賃収入は、将来年金代わりになる
・不動産投資で赤字が出れば、他の所得と損益通算により節税ができる
・金融機関から融資を受ける際、団体生命保険に入る必要があり、生命保険代わりになる
ワンルームマンション投資自体としては、
他に次のようなメリットも期待できます。
前章で解説したように、単身世帯は確実に増加し、ワンルームマンションの家賃相場は堅調に推移しています。
したがってたとえ日本の人口が減っても、今後ともワンルームマンションの需要、
特に都心部にある物件の需要は維持されると期待できます。
ワンルームマンション投資は、一棟投資と比べると初期費用が少なくても始められます。
したがって、不動産投資初心者には、投資しやすいといえるでしょう。
ワンルームマンション投資は一部屋の管理なので、一棟投資と比べれば、労力はかかりません。
良い不動産会社を探せれば、ほとんどを任せられるので、他に本業があっても十分管理できます。
一棟もの物件は価格が高いので、一般的に売却するのに時間がかかります。
しかしワンルームマンションは、価格が安く需要もあるので、比較的売りやすいといわれます。
したがって、不動産投資に必要な出口戦略も立てやすいでしょう。
不動産投資では、家賃滞納リスク・空室リスク・災害リスク・金利上昇リスクなどさまざまなリスクがあります。
ワンルームマンション投資は、加えて次のような点に注意しなければなりません。
ワンルームマンション投資では、部屋は小さいので多くの家賃収入を期待できません。
また管理費や修繕積立金も毎月必要ですし、金融機関から融資を受けた場合にはローンの返済もしなければなりません。
したがって、ワンルームだけの投資では生活することは不可能で、
他に本業を持つか複数のワンルームマンション投資を行わなければならないでしょう。
ワンルームマンションの土地部分は、全体から見れば非常に小さいので、資産価値はあまりありません。
さらに建物が老朽化すれば、資産価値はほとんどなくなるので、あらかじめ出口戦略(売却方法)を考えておかねばなりません。
一棟もの物件では、空室が発生しても他の部屋の家賃があるので、収入がゼロになることはありません。
しかしワンルームマンション投資は一室しかないので、空室が発生したり滞納がある場合には、収入はゼロになります。
金融機関から融資を受けている場合には、返済が難しくなるリスクがあります。
コロナウィルスの感染拡大で、日本経済の先行きはよく読めないという状況にあります。
また東京オリンピックが1年延期となり、その影響はどう出るのか危惧されます。
しかしあまり暗い未来を考えてばかりいると、せっかくの投資のチャンスを失うことにもなりかねません。
現在は史上最低の金利、また単身世帯は増えワンルームマンションの需要は今後も確実に伸びると予測されます。
したがって、ワンルームマンション投資をする意義は、大きいと言えるでしょう。
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