資産運用
「人生100年時代を」迎え、老後の生活資金が心配ではありませんか?
金融庁の報告書によると、老後の資金は2,000万円必要とも…!
一方若者の年金離れや少子高齢化が進む現状では、年金も当てにならない時代が来ると不安視されています。
このような時代においては、自分の生活は自分で守らなければなりません。
そこでこの記事では、「人生100年時代」における資産運用や投資について解説をします。
厚生労働省の調査によると、毎年日本人の寿命は延び、平成30年の男性の平均寿命は81.25歳、
女性は87.32歳となっています。男性では0.16歳、女性では0.05歳、前年より伸びています。
それでは主な年齢の平均余命は、どうなっているでしょうか。
下記URLを見てお分かりのとおり、65歳定年とすると男性では約20年・女性では約25年の平均余命があり、
退職後その年数の老後資金を用意しなければなりません。
出典:厚生労働省「平成30年簡易生命表」
http://u0u0.net/R5Bk
それでは100歳まで生きるには、どの程度のお金が必要なのでしょうか。
平成29年度総務省家計調査報告によると、二人以上の世帯の年齢別の支出は次のようになっています。
65歳以上の年金世帯では247,701円、70歳以上では234,628円の支出があります。
一方2018年度の国民年金所得額は月額で64,941円・厚生年金所得額は221,277円でとなっています。
100歳まで生きるとして単純に計算すると、厚生年金の場合には1,100万円程度、
国民年金の場合には7,700万円程度と大きく不足することになります。
したがってその差額を資産運用により埋めなければなりません。
◎年代別消費支出
平成29年度総務省家計調査報告
http://u0u0.net/WlVy
資産運用の種類は、貯めることを目的とした貯蓄および増やすことを目的とした投資の二つの方法があります。
貯蓄は元本が保証されるなど安全性は高いですが、史上最低金利といわれる現在では、お金を大きく増やすには向いていません。
主な貯金には、普通預金・定期預金・積立定期預金などさまざまな種類があります。
一方投資は、一般的にリスクはありますが、大きくお金を増やすことは可能です。
主な投資商品には、株式・債権・投資信託などがあります。
主な金融商品を、リスクの面から分類すると以下のようになります。
上記のように資産形成する方法には、ローリスクローリターンのものからハイリスクハイリターンのものまでいろいろな手段があります。
しかし老後の資金を作るためにはハイリスクなものはオススメできません。
この章では比較的安全性の高い金融商品を中心に、その特徴と気を付けるべき点について説明します。
預貯金をするメリットは、なんといっても安全性!預貯金では、1,000万円とその利息を限度として元本が保証されます。
預貯金には預入期間の定めがなく自由に出し入れができる流動性預貯金と、預入期間が定まり自由に出し入れできない定期性預貯金があります。
定期性預貯金は、普通預貯金と比べると金利が高くお金を貯めるには良いですが、現在は歴史的な低金利時代なので大きくお金を増やすことはできません。
債券は、国や地方公共団体・企業などが投資家から資金を借りるために発行する有価証券です。
定期的に利子を得られ、満期になれば額面金額を全額受け取ることができますが、途中売却も可能です。
一般的に株式と比べて安全性は高く、預貯金と比べて金利は高いのが特徴です。
不動産投資は、レバレッジ(てこの原理)をかけて、手持ち資金の何倍もの金額の物件を購入でき、
ミドルリスクミドルリターンの代表的な資金形成法といえるでしょう。
アパートやマンション・駐車場・貸事務所などの貸し付けがあり、売却益と運用益の二つの利益を得ることができます。
良い物件を探せれば年金代わりとして不労所得を得て、豊かな老後生活を送れます。
また金融機関から融資を受ける場合には「団体信用生命保険」に加入するので、生命保険の代わりにもなります。
不動産は固定資産評価額で計算されるので、相続税対策としても有効です。
投資信託は投資家から資金を集め、資産運用のプロが株式や債券などに分散投資します。
その結果得た利益を、投資額に応じて分配する仕組みです。
少額から投資ができ、しかも専門家が運用するので、株式投資と比べるとリスクが低いのが特徴です。
株式は企業が事業を展開する際に、資金を集めるために発行する有価証券。配当金を得ることと株式の値上がり益を得ることの二つの利益が得られます。
投資した会社が倒産する場合や株価が大きく下がるリスクがあります。配当を目的として長期投資をすれば比較的安全ですが、
お金を借りて信用取引を行う場合にはハイリスクになります。
ここまでお話ししてきたように、人生100年時代に備え資産形成する方法はいろいろあります。
しかし焦って資産を運用しようとすると、リスクの高い金融商品に手を出し、
老後のために蓄えておいたお金を失ってしまったということもあり得ます。
したがって投資をする際には生活に必要な資金とゆとり資金を分け、ゆとり資金の範囲内で資金運用しなければなりません。
無理な投資をして、せっかく蓄えてきた老後資金を減らさないにしましょう。
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