資産運用

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【知っておきたい統計指標】景気動向指数と日銀短観

【知っておきたい統計指標】景気動向指数と日銀短観

【知っておきたい統計指標】景気動向指数と日銀短観

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

今回から、知っておきたい統計指標についても解説を行っていきたいと思います。統計指標を知ることで、資産運用時に利用できるほか、その後の経済予測なども利用できます。第一回目は、是非とも知っておいていただきたい指標として「景気動向指数」と「日銀短観」を挙げていきたいと思います。

景気動向指数を見ることで、数か月後が想定できるかも

まず、景気動向指数について説明します。景気動向指数は内閣府経済社会総合研究所が公表する、景気全体を見る指数になります。具体的には、生産、消費、雇用といった様々な経済指標をもとに算出されており、大きく分けて先行指数、一致指数、遅行指数の3つが公表されています。

先行指数とは、数か月先の景気の動きを示す指数といわれており、この指数が上昇していれば景気は上向きであり、数か月先もよい状況が期待できそうととらえることができます。一方、先行指数が下向きとなれば、今後はあまり期待できない可能性もあるととらえることができます

一致指数は、現状の経済状況を示す鏡として利用されています。また、半年から1年遅れで示されるのが遅行指数です。

この中で、資産運用で特に利用したいのは先行指数です。先行指数を見ながら、先行きを判断し売買できるような体制ができるとよいでしょう。

企業動向を把握するなら日銀短観

もう一つ、日銀短観についても説明します。日銀短観の正式名称は全国企業短期経済観測調査と呼ばれるものであり、日本銀行が公表しています。全国の主要企業を調査し、状況を把握するものです。

特に、業況判断DIと呼ばれる、景気が良いと答えた企業の割合から悪いと答えた企業の割合を引いた数値は、景況感を見るうえでの重要な指標といわれています。この値が大きくプラスとなれば景況は良いといえます。仮にマイナスの値となったり、プラスの値が縮小し始めると、景況感が悪くなってきていると判断できます。

こうした重要な指標は、新聞やインターネットでも確認できます。大きな経済の流れをとらえるためにも、是非利用するようにしてください。

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