副業
ここ数年、「副業」という言葉を耳にする機会がとても増えました。
物価の上昇や将来の年金不安、老後2,000万円問題といったニュースが重なり、会社からの給料だけに頼るのは心細いと感じる人が多くなっています。実際に副業を解禁する企業も増え、夜や休日にアルバイトをしたり、スキルを活かしてライターやデザイナーとして活動する人も珍しくありません。
ただし副業には課題もあります。
時間や体力を使うため、どうしても本業との両立が難しくなりがちです。特に子育て中や家庭を持つ人にとっては、毎日数時間を副業に割くことは現実的ではありません。
そこで注目されるのが「資産運用を副業ととらえる」という発想です。
お金自体に働いてもらうことで、時間に縛られない“第二の副業”を実現できるのです。
今回は、このような副業としての資産運用について考えていきたいと思います。
【INDEX】 ■副業の考え方 ■副業としての資産運用 ■最後に |
一般的にイメージされる副業は、時間と労力を使って収入を得るものです。
ここではそれを、第一の副業と呼びます。
例えば週末に飲食店で働いたり、平日の夜に副業ライターとして原稿を書くといった形です。確実に収入は得られますが、自分が働き続けないと収入が止まるという弱点があります。
一方で第二の副業とは、自分の代わりにお金に働いてもらう方法です。
株式や投資信託、債券や外貨建て保険などに資金を投じることで、配当や利息、値上がり益といった収入を得ることができます。(もちろんリスクもあります)
働いている間も寝ている間も、お金が自動的に収入を生み出してくれる、これが第一の副業との大きな違いです。
「時間を切り売りしない副業」という考え方が、近年大きく注目されています。
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資産運用を副業と考えることで、いくつかの大きなメリットがあります。
まず「時間に縛られない」こと。
一度仕組みを作れば、日常生活や本業に影響を与えず収入源を得られます。
次に「リスク分散になる」こと。
万が一、本業の収入が減ったり、副業が続けられなくなっても、資産からの収入が生活を支えてくれる可能性があります。複数の収入源を持つことは、家計の安定にも繋がるのです。
さらに「複利の効果が働く」ことも大きな特徴です。
得られた配当や利息を再投資すれば、雪だるま式に資産が増え、時間の経過とともに副業収入は大きくなっていきます。
複利は時間が経つほど大きな力を発揮するため、長期的に見ると自動昇給のように収入が伸びていきます。
こうしたメリットを考えると、資産運用を副業と考えることは、働く人にとって非常に現実的で心強い選択肢だといえるでしょう。
資産運用の具体的な手段としては、以下のようなものがあります。
●投資信託・NISA 少額から始められる最も身近な資産運用です。 毎月1万円の積立からでもスタートが可能で、長期的に続けることで安定した成果を期待できます。また税制優遇のNISA制度を活用すれば、利益にかかる税金が非課税になるメリットがあります。
●配当株投資 配当を出す企業の株式を保有すれば、年に1~2回、配当金という形でボーナスのような収入を得られます。 銘柄によっては配当利回りが3~5%になるものもあり、毎年の副収入として心強い存在です。
●債券・外貨建て保険 比較的安定した利息収入を得られるのが、債券や外貨建て保険です。 特に外貨建ての場合、為替の影響は受けますが、長期的に見ると国内預金より有利な利回りを期待することができます。
●不動産投資 不動産を所有して家賃収入を得るのは、まさにお金が働く仕組みの典型例です。 手元資金が少なくてもローンを組んで始められる点は魅力ですが、空室リスクや管理コストといった注意点もあり、専門的な知識や調査が必要になります。
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資産運用を始める際には、もちろん注意点もあります。
まず投機と投資を混同しないこと。
短期的な売買で大きな利益を狙うと、資産運用は副業ではなくギャンブルに近づいてしまいます。副業的に安定した収入を得るためには、長期的な視点を持つことが大切です。
また生活費を切り崩して運用しないことも重要です。
余裕資金で行うからこそ、資産運用は副業として成立します。
不動産投資なら空室リスク、株式なら値下がりリスク、外貨なら為替リスクとそれぞれに特有のリスクがあります。
資産運用は、余裕資金でリスクを分散させながら取り組むことが重要です。
「資産運用は第二の副業」という考え方は、忙しい現代人にこそマッチします。
時間を切り売りする第一の副業と違い、第二の副業はお金に働いてもらう仕組み。
両者をうまく使い分けることで、収入の柱を増やし、家計の安心を確保することができます。
最初は小さな一歩でも構いません。
1万円の積立投資から始めても、それが長期的には大きな副業収入となって未来の安心につながります。
未来の自分に仕送りをするような気持ちで、お金を育てる。
そんな資産運用を、あなたの第二の副業として取り入れてみませんか?
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