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退職金を運用しないメリット・デメリットって?おすすめの方法も紹介

退職金を運用しないメリット・デメリットって?おすすめの方法も紹介

人生100年時代と呼ばれる昨今において、老後資金が心配な人は多いのではないでしょうか。退職金としてまとまったお金が手に入った際に、運用をすすめられるケースは少なくありません。運用には失敗のリスクがあるため安易に手を出すのは危険である一方で、上手く取り入れることで資産形成が可能です。

そこで今回は、退職金を運用しないメリットとデメリットについてまとめてみました。退職金を運用するかしないかで迷っている方は参考にしてみてください。

 

■退職金を運用しないメリット

退職金を運用しない最大のメリットは、運用に失敗して損害を受けないことです。投資をする場合は、失敗のリスクも背負わなくてはなりません。もし失敗して老後資金がなくなってしまえば、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあるでしょう。

昨今では、投資をして資金を増やすという考え方が主流となってきている一方で、退職金については「増やす」よりも「減らさない」という扱いをしている人が大半です。

また、特に退職金はまとまったお金として手に入るため、今まで運用をしたことがない人がデビューするきっかけとなる可能性が高まります。初心者ほど、目先のリターンに目がくらんで失敗しがちです。退職金は投資資金として捉えるのではなく、老後の生活費として認識しておくことが大切となります。

 

■退職金を運用しないデメリット

失敗のリスクが伴わないというメリットがある一方で、退職金を運用しないデメリットとして「老後資金を増やせない」という点が挙げられます。

超低金利時代と呼ばれている昨今において、銀行に預けているだけでは資金はほとんど増えません。退職金を受け取った直後の場合は問題ありませんが、長生きするとなると老後の資金は多く必要です。

というのも、日本人の平均寿命は延び続けており、厚生労働省の2021年の「生命簡易表」によると平均寿命は男性が約81歳、女性が87歳という結果となりました。従来であれば貯蓄や退職金、年金だけで老後資金をまかなえることができましたが、長生きした場合に足りない可能性は大いにあり得ます。

また、「退職金が思ったよりもらえなかった」という可能性も少なくありません。企業の中には退職金制度がないケースもあるでしょう。老後の生活を安定して送るためにも、正しい知識を身に着けたうえで、退職金の運用をすることをおすすめします。

 

■退職金のおすすめ運用方法

ここまで退職金を運用しないメリット・デメリットについてみてきましたが、次に退職金のおすすめの運用方法として、以下の3つをご紹介します。

・投資信託

・個人向け国債

・不動産投資

なお、運用方法を選ぶ際には、今後のライフプランを考慮したうえで、ローリスクかつリスク分散を意識することが大切です。

 

▼退職金向けの定期預金

退職金向けの定期預金とは、退職者を対象とした定期預金です。一般の定期預金よりも満期までの期間が非常に短いことに加えて、高金利の利息が設定されているのが特徴となります。

元本割れのリスクがなく、身近な銀行に預けられるため安心感があるでしょう。とはいえ、契約の際に、投資信託も同時に運用しなくてはならないなどの条件を課しているケースも少なくありません。契約時には、詳細までしっかりと目を通す必要があるでしょう。

 

▼投資信託

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をプロが運用する仕組みのことです。特定の会社に投資する株式とは異なり、ひとつの投資信託で複数の投資先に分散されるため、リスクを抑えられます。

100円などの少額から購入できるのが魅力ではありますが、経済情勢によって大きな打撃を被る可能性があるのはデメリットといえます。また、投資信託の商品は多く、中には手数料が高いものも存在します。商品の安さだけに目がいきがちですが、手数料も安いかどうか確認を怠らないようにしましょう。

 

▼個人向け国債

個人向け国債とは、銀行や証券会社などで個人に向けて発行している債券のことです。最低購入金額は1万円であり、わりと少額であるため手軽に始めやすいのはメリットといえるでしょう。利益は半年ごとに得られるほか、経済情勢の悪化の際に最低金利が保証されている点も安心です。

元本割れリスクがないため退職金を預けておいても心配はありませんが、昨今ではネット銀行などで高金利で預けられる預金商品も出てきました。金利が低すぎる場合は、ほかの商品もチェックするようにしましょう。

 

■退職金を運用するかしないかで迷ったら

今回の記事では退職金を運用しないメリット・デメリットについて、お伝えしました。退職金を運用しないかで迷っている方は解説した内容を参考にしていただければと思います。

まとまった退職金はあまり手をつけずに貯蓄にまわす人が多いのも事実です。とはいえ、老後2000万円問題が話題に上がるように、退職後も安定して暮らすためには十分な資金が必要です。

老後資金を増やす手段として、退職金を上手く運用することをおすすめします。とはいえ、運用の経験がない人は、「失敗するのが怖い」と手が出しにくいものです。運用の失敗リスクを防ぐためにも、退職金の一部もしくは半分程度を運用し、少しずつ資金を増やす目的で始めるようにしましょう。また、大きな損害を受けないためにも、ローリスクであることや分散投資を心がけることも大切です。

とはいえ、どのように運用したらよいかわからないと悩む人も少なくありません。その場合はセミナーなどに参加してみるのもひとつの手です。

 

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