資産運用

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20代・30代で投資をしている人の割合は?おすすめの資産運用も

20代・30代で投資をしている人の割合は?おすすめの資産運用も

今現在20代から30代の人の中には、投資はリスクが高いのではなどと考え、あまり目を向けてこなかった人も多いかもしれません。

2021年に三菱UFJフィナンシャル・グループが行った調査結果によると、若い世代で投資をしている人の割合は過半数を超えています。

その背景として、ここ数年、老後2,000万円問題や新型コロナウィルスの感染拡大の影響が挙げられるでしょう。

そこで今回の記事では20代・30代の若い世代に着目して、投資をしている人の割合やおすすめの資産運用についてまとめてみました。

 

■20代・30代で投資をしている人の割合

投資をする20代女性

2021年にMUFG資産形成研究所が発表した調査レポート、「コロナ禍における行動変化と投資状況について」をもとに20代・30代の投資状況について見ていきましょう。

調査では、20代・30代の勤務者(9,500人)および専業主婦・主婦(500人)を対象としており、以下の傾向がみられました。

 

▼20代

投資をしていると答えた20代は、51%と過半数を占めています。

これまで投資にあまり興味がないと思われていた20代が、投資に関心を持つようになったきっかけとしてコロナ禍による生活スタイルの変化が挙げられるでしょう。

同調査では、コロナ禍で余韻時間が増加した割合も20代が最も高く、WEBサイトやSNSの利用時間の増加も顕著です。

そのため、自己啓発や資産運用に充てる時間が増えた結果、以前よりも投資の存在が身近になってきていることが伺えるでしょう。

 

▼30代

30代で投資をしていると答えた人は61%と、20代と同様に半数を超えています。

コロナ渦はひとつのきっかけではあるものの、20代に比べ資産運用への関心が高く、必要性を感じていた人が多いといえるでしょう。

事実、コロナ禍以前に話題となった「老後2,000万円問題」をきっかけに、若い世代ほど将来に対する不安が強まっています。

そうした中で、老後に向けて貯蓄を残しておきたいという意識が強くなった人も少なくありません。

それに伴い、貯蓄だけに依存しない資産作りとして投資のニーズが高まったといえるでしょう。


参考:コロナ禍における行動変化と投資状況について

 

■20代・30代の貯蓄・投資の最適な割合

貯金箱と30代女性

金融広報中央委員会が公表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」をもとに、20代・30代が全金融資産のうち投資に回す割合(※)をまとめてみました。

  20代 30代
単身世帯 23.9% 39.2%
2人以上世帯 15.4% 24.7%

※個人年金保険、債券、株式、投資信託、その他金融資産の合計割合とする。

年代や家族構成によって貯蓄と投資の最適なバランスは異なりますが、2人以上世帯では投資に消極的であることがわかります。

その理由として、家族の万が一に備えて投資ではなく、生命保険等を検討する人が増えることが挙げられるでしょう。

一般的に、20代~30代では就職や結婚など、なにかとライフイベントが多く発生します。

そうしたことを踏まえ、そのときの資産状況や今後のライフプランに見合った投資計画を立てるようにしましょう。

また、投資は余裕資金で行うことが大前提です。

いざという時にすぐに使える現金を手元に残しておくためにも、最低3~6カ月程度の生活費を余裕資金として確保しておくと安心でしょう。

 

■【20代・30代】おすすめの資産運用

20代・30代が資産運用を効率的に行う方法として、以下の2つが挙げられます。

・つみたてNISA
・iDeCo

▼つみたてNISA

NISA

つみたてNISAは、積立投資専用の「少額投資非課税制度(NISA)」のことで、年間40万円を上限として投資が行えます。

通常であれば、投資で得た利益に対して20.315%の税金がかかりますが、つみたてNISAを利用することで最長20年間は非課税で運用可能です。

また、扱っている商品は金融庁が認めた一定の条件を満たす投資信託とETFに限られているほか、手数料が安いといった特徴があります。

そのため、投資未経験者はもちろん資産運用に回せるお金がそれほど多くない若い人にとって利用しやすいといえるでしょう。

 

▼iDeCo

IDECO

iDeCoは、老後の資金作りを目的とした「個人型確定拠出年金」のことです。

iDeCoでは自身で設定した掛金を運用し、そのお金を60歳以降に年金か一時金のどちらかの形で受け取れます。

月々の掛け金が所得から全額控除されることに加え、つみたてNISA同様に投資で得た利益や配当は非課税になるといった節税効果があります。

基本的に60歳まで掛金を自由に引き出せないことがデメリットではあるものの、確実に老後に向けた資金作りをしたいという人におすすめでしょう。

詳しくは、老後の資金作りを目的としたiDeCoとNISAの記事をご覧ください。

 

■知っておくべき投資に関する注意点

リスク・コントロール・マネジメントの文字

若いうちから投資を始める際に、知っておくべき注意点は以下の3つです。

・無理のないお金(=余裕資金)で投資をする
・リスクがあることを理解する
・継続して少しでも長く運用する

若いうちから投資をしたほうがよいといっても、生活費を削ってまで投資をすることはおすすめしません。

ある程度の貯金をしたうえで、余ったお金を投資に回しましょう。

また、投資には相場が大きく変動するリスクや、売却時に手数料などにより元手の金額を割ることも考えられます。

投資は「長期・積立・分散」が基本とされており、長く運用すればするほど、また投資先を分散するほど収益がばらつきにくくなります。

そのため、継続することでリスクの軽減に繋がるほか、ドル・コスト平均法の効果も期待できるでしょう。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

資産運用は長期運用&分散投資で!短期投資や一極集中はリスク大!!

 

■20代・30代で資産運用に興味がある方へ

ROIの文字と20代女性

今回の記事では20代・30代で投資をしている人の割合や、おすすめの資産運用について、お伝えしました。

若い人でも手軽に始められる投資が増えてきていることもあり、以前に比べて投資が身近な存在となっています。

とはいえ、投資にはリスクが付きものです。

正しい知識をしっかり身に着けたうえで、将来に備えるツールとして投資を取り入れてみましょう。

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