保険年金

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高齢化による医療費のリスク

高齢化による医療費のリスク

医療技術が発達するに伴って長生きする人が増えてきています。現在日本では高齢者と呼ばれる人たちが増えてきており、そんな高齢化に伴って医療にかかる費用も増えてきています。

医療費が増えるのは、単純に高齢者が増加しているだけではなく医療の複雑化、保険適用される治療薬が高額であるなど様々な要因が原因だとされています。

 

高齢者にかかる医療費

現役世代の場合国民一人当たりの医療費は33万円ほどになるとされています。この数字は年々増えてきており、過去最高額となっているのが現状です。さほど病院に行っていないという人でも、健康保険料を払っていることでこれだけのお金を支払っていることになります。

また、高齢になることで現役世代に比べて4倍の医療費がかかるということもわかっています。高齢になるとどうしても体の不調は増えていき、その分病院にかかる頻度は増えていきます。持病を複数持っているケースも珍しくなく、それに合わせて医療費は増えていきます。75歳以上になると100万円近くの費用が必要となってきます。国の国民医療費のリスクも増えます。

この医療費が増える理由は、持病によって薬の量が増えていくためです。高齢化すると年齢に比例して薬剤数は増えていきます。薬剤数が多い高齢者が増えることによって医療費全体も増えていくという仕組みになっています。

この医療費が増える問題は、少子高齢化が進む先進国共通の問題で、薬価が高いアメリカや医療費が無料のイギリス、自己負担が全額還付されるフランスなどでも医療費の増加につながっています。

日本では、平均寿命も増えています。平均寿命が延びることで医療費にかかる負担も大きくなっていき、それが累積して医療費が増えるリスクにもなっているのです。

 

医療費を減らすためには

少子高齢化自体を止めることは難しく、平均寿命が短くなるということも考えにくいといえます。そのため増え続ける医療費を減らすためには、健康寿命をできるだけ伸ばして、大きな病気にならないような体づくりをしていくということが大切です。

大きな病気を避けるためには、早期発見早期治療が重要となります。そのためには、健康診断が欠かせないものとなってきます。病気の中には自覚症状がないものもあり、その場合どうしても健康診断をおろそかにしがちです。健康診断をしっかり行うことによって病気を初期の段階で見つけることができ、その分治療も早く始めて完治もしやすくなります。

また、薬価の安いジェネリック医薬品を活用することもオススメです。ジェネリック医薬品でも病気に対しては十分に効果を発揮するため、薬価を節約したいというときなどは効果的な医薬品といえます。

 

医療費を減らす生活習慣

高齢化によって様々な不調により、病院に行き医療費は増えていきます。健康診断なども重要ですが、日頃から病気にならないという生活を意識することも重要です。

健康寿命を延ばすライフスタイルとは、やはり規則正しい生活を行うことが基本となります。

食事面では40代から気を配っている人も多く、一日3食腹八分目を心がけながら、野菜や肉、魚、卵など様々な食材をバランスよく摂取することを心がけます。運動面ではウォーキングや畑仕事、体操などの運動を行っていることで体力や筋力を維持できます。

また、趣味を持って積極的に行動している人の方が生きがいを感じており、やりがいを持つ人が多い傾向にあります。

 

高齢化による医療費を減らすには

高齢化は止められないことのため、医療費をどう減らしていくのかが重要となってきます。

そのためには生活習慣から見直して、健康を意識していくことが大切です。また、健康診断を定期的に受けることも健康寿命を延ばすことにつながります。

気をつけたいのが体だけではなく、歯などもきちんと定期的に検診することで健康は守られます。

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