資産運用

資産運用

【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方②

【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方②

【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方②

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

前回、重要事項説明書の読み解き方①では対象物件の確認の仕方について解説しました。今回はその第二弾として、契約条件の確認部分について解説します。少なくともここは見ておいた方がよいという点を説明していきます。

手付金等の金額を確認

不動産投資を行う場合、一般的には契約時に手付金が必要となります。まずはその金額が契約前に決めていた金額と正しいかどうかを確認しましょう。そして、その手付金が解約手付の意味を持ち、場合によっては相手が契約の履行に着手する(売買物件の引き渡しなど)前であればその手付金放棄をもって買い主は契約が解除できる、売主は手付金の倍額支払いにより契約解除できる旨記載があるかどうかを確認します。

この他、売主が期日までに建物を引き渡さない場合や、買い主が期日までに代金を支払わない場合には違約金が請求できるかどうかも確認します。少なくとも契約解除ができる旨の記載があるかどうかもチェックします。通常は違約金は売買代金の2割以内となります。

ローンが通ったら購入するといった条件をつける場合には、ローン特約の記載が契約書にあるかどうかも確認します。そして、予定していたローンが借りられなくなった場合にはペナルティなしに契約が解除できる旨の特約がついているかどうかもチェックしてください。

この他、その地域の状況や何か不利になるようなことがある場合には、重要事項説明書に記載がありますので、例えば将来的に周辺で再開発等で日照問題等起きないかどうかなどの確認もしておきましょう。

なお、重要事項説明書は、事前にPDFやコピーをもらっておき、先に読んでおくと疑問点の整理に役立ちます。不動産の専門用語や法律用語なども出てきますので、分からないことは事前にチェックしすべて説明する宅地建物取引士に聞きましょう。投資自体になれてくるとある程度のことはわかるようになりますが、最初が肝心です。失敗や後で後悔しないためにも、問題点やリスクを中心に把握に努めるようにしましょう。

関連記事