資産運用

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【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方①

【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方①

【不動産投資のポイント】重要事項説明書の読み解き方①

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。

不動産投資を行うと決め、物件選びも決まると、いよいよ購入の契約を行います。その際に、重要事項説明書の説明が不動産会社の宅地建物取引士から行われます。この重要事項説明書ですが、初めて投資する場合にはよくわからないと戸惑う方も多いのではないでしょうか。そこで、重要事項説明書の読み解き方①として、まずは対象物件のどこを確認していけば良いのか解説していきたいと思います。

面積や法令に基づく制限、管理費・修繕積立金などを確認する

まず、物件の概要について投資しようと検討した状況と同じであるかどうか確認を行います。重要事項説明書には、必ず対象となる物件の所在地や面積、登記簿に記載される項目が掲載されています。実際の面積と違いがないかどうかの確認を行いましょう。

そして、法令上の制限についても確認していきます。特に用途地域がどうなっているのかを確認します。この用途地域により、その地域にはどんな建物が建てられるのか変わってきます。建て替えや増改築の制限等ないかどうか聞いてみましょう。

マンションへの投資の場合には、管理費、修繕積立金の金額を確認します。特に、中古マンションの売買では、売主が管理費や修繕積立金を滞納している場合がありますので、該当しないかどうか確認しましょう。そして、大規模修繕計画などがどうなっているのか、今後修繕により余分なお金がかからないかどうかも確認していきます。もし余分にお金がかかりそうな場合や売主が滞納している場合などは、金額の交渉や売買時までになんとかするなど条件をつけるべきです。もしくは場合によっては契約を見送ることも考えます。もし滞納があるのを知っているにもかかわらず購入した場合には、新しい購入者が滞納分を負担することになる恐れがありますので注意が必要です。

以上、まずは対象となる物件の確認ポイントを解説しました。何か疑問に思ったことなどがあれば、その場で宅地建物取引士に聞いて理解することが重要です。

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