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転職を考えるあなたにオススメしたいこと

転職を考えるあなたにオススメしたいこと

転職を考えたことはありますか?

この記事に目を止めたということは、すでにセミナーに出たり転職エージェントに登録したりしている方もいるかもしれません。

新卒の時と違い、会社をイメージだけで決めることの危険性に気がついているだけに、実際に働いたときにどんな環境なのかを知ってから転職したい、と考える人が多いのではないでしょうか。

とはいえ、実際に働いている人とのコネクションがない限り、リアルな話を聞くことはなかなか難しいと思います。そこで、その会社の理念、仕事内容、どんな人が働いているのか、社内の雰囲気などを感じるための方法があります。それは「工場見学」。もちろん全ての会社で実施しているわけではありませんが、もし志望している会社が行なっているならチャンスです。

会社の理念を一番よく知ることができる機会

工場見学は、会社の広報を兼ねているため、商品や設備の紹介とともに、その会社の業務内容や理念の説明をうけたり、それらがまとまった冊子をもらえたりすることがあります。ホームページなどに載っている説明とともに、実際その理念がどのように見学の場に現れているのかを確認することができるのです。

その会社の企業理念がまず自分で納得のいく、「いいな」と思うものであるかどうか、というのは大切なポイントです。その会社がどんな思いで企業活動を行なっているのかということは、今後その会社に入って、自分がどういう気持ちで仕事をすることになるのかに直結するからです。

その会社、業種で何をしたいかを具体的に探せる

見学すると、見えていなかった仕事を発見することができます。例えば研究所の見学などの場合、「この部屋で寒暖差なかで品質が保たれるかのテスト作業をし、ここではこういった機械を使い分析作業をしています」、など細かく部署ごとの仕事の説明をしてくれる会社もあります。

実際の仕事の中身を知り、その仕事に自分の強みを生かせるものがあれば、「御社のこの事業分野で自分のこういう能力を活かすことができます」と、志望理由や面接のときに説得力をもって話すことができるでしょう。

見学だからこそ聞ける! 実際働いてどうなの?

面接のときには聞きにくい質問も、一般の見学者としてなら直接聞くことができます。

例えば、残業の有無、休みの取りやすさ、産休後の復帰率や長く働いている人が多いのかなど、実際働いたときに一番気になることではないでしょうか。もちろん、案内をしてくれている人の部署と、自分が働きたい部署とでは違いがあるとは思いますが、会社の雰囲気としてどうなのかを聞くことができるのは貴重な機会と言えます。

信頼できる会社であるという証

また、工場見学を行なっているということは、その設備、作り出している商品に自信があるということでもあります。例えば食品会社であれば、安心安全な食べ物を作っている自信があるからこそ見学者を受け入れられるのだといえるでしょう。

その見学を通して、自分は本当にその企業のファンになれるのかどうかを確認することは、入社した後に自分がやりがいをもって働けるかどうかに直結するのではないでしょうか。

新卒ならまだインターンシップなどを通してその企業を体感してから就職を検討することができるかもしれませんが、転職活動ではそういった企業の中に入り込んだり、改めて理念を確認したりすることが難しくなります。その中で、実際に働いている人に話を聞くことができ、また会社の雰囲気などを感じられる工場見学は貴重な機会と言えるでしょう。例えば、志望する会社では行なってなかったとしても、同じような業態の会社で見学をすることができるのであれば積極的に行ってみるのもいいでしょう。場合によっては、ライバル社との違いなどを質問することで、有益な話を聞くことができるかもしれません。

社会人経験を経ている人にこそ、工場見学は利用価値が高いものです。ぜひ一度新たな視点で見学をしてみてはいかがでしょうか。

 

フリーライター

こまのあやこ

保険会社、出版社勤務を経てフリーライターに。

経済の真面目な話から生活を楽しくするためのアイディアまでジャンル問わず執筆中。

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