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【不動産投資のポイント②】今後日本で人口が増加する地域とは?

【不動産投資のポイント②】今後日本で人口が増加する地域とは?

皆さん、こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太です。 今回は、今後日本で人口が増加すると見込める地域について解説していきます。不動産投資では、空室リスクと価格下落をいかに回避するかがポイントになります。いずれにおいても、立地と人口が増える地域かどうかが要となってきます。そこで、人口が増える地域を検証していきましょう。

 

25年後の人口予測を知る

国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(平成30年3月推計)』によれば、2015年段階の人口と比較して2045年においても増加している地域は、政令指定都市では福岡市、川崎市、さいたま市となっています。特に福岡市は2015年比+7.5%増予想と日本全体とは真逆に着実に人口増加が期待できる地域となっています。 東京23区はどうでしょうか。実は23区では増加地域と減少地域にわかれる模様です。人口が多い順に増加傾向にあるのは、世田谷区、大田区、板橋区、杉並区、江東区といったところです。大幅に人口増加割合が見込めるのは、港区。2015年には24万3283人だったのが、2045年には32万6876人と+34.4%増見込みです。中央区も14万1183人から19万496人へ+34.9%増と予想されています。 一方で、江戸川区-9%、足立区-12.6%と23区内でも大きく減少すると想定されている地域もあります。なお、こうした減少割合の大きい区がすべて不動産投資でNGというわけではありません。都心回帰がどの地域でも進んでいるため、その区の中心部には人が集まる傾向になってきています。そのため、人口減少地域でも中心部に的をしぼるといった戦略は有効となる可能性があります。

基本的には都心をターゲットにする

上記の通り、東京都心ではまだまだ人口は増える予想です。不動産投資では人口増は大きなアドバンテージとなるため、まずは都心をターゲットにするとよいでしょう。 この他にも、地方都市であっても人口増加が予想されている地域があります。例えば、埼玉県戸田市+15.8%増、福岡県大野城市+6.8%増、愛知県日進市+7.0%増などこれからも増加見込みの地域は意外にも結構あります。そうした地域に的を絞って投資を検討するのも良いかもしれません。 ただし、地方都市の場合、そもそも人口が少ないため、売却する場合に時間がかかる可能性があります。その点は考慮して投資地域を決めていきましょう。

[広告] 不動産投資における人口動向の見方

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